保健省が調査へ 乳児治療拒否 違法との指摘も (2017年09月12日)

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 西ジャカルタ・カリデレスのミトラ・クルアルガ病院で急患の乳児が治療を受けられずに死亡した問題で、ニラ・ムルック保健相は11日、「救急時、病院は治療費を計算すべきでない」と述べ、調査に乗り出す方針を示した。病院や遺族など各方面から事情を聴き「必要であれば処分を下す」としている。
 急患の治療を行わなかった同病院の対応は、国家社会保障制度法や保健法に違反するとの指摘があり、警視庁も捜査に乗り出す考えを示している。
 死亡した乳児は、生後4カ月のデボラ・シマンジョランちゃん。意識不明の重体でミトラ・クルアルガ病院に運ばれてきたが、病院側が前払いを求めた治療費約2千万ルピアを全額用意できず、別の病院に転送された後に亡くなった。
 11日、ジャカルタ特別州保健局の事情聴取を受けた同病院幹部は、「(今後は)頭金の支払いを求めることなく、救急医療を行うことを約束した」(同局のクスメディ・プリハルト局長)という。
 一方、デボラちゃんの両親は11日、国家子ども保護委員会(KPAI)を訪れて会見し、「(金銭的な)補償は求めない。病院にはミスを認め、謝罪してほしい」と述べた。同じことが繰り返されないよう、呼び掛けていきたいとしている。(木村綾)

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