海上レストラン着工 北ジャカルタ・ムアラアンケ漁港

 ジャカルタ特別州のジャロット知事は20日、北ジャカルタ区ムアラアンケ漁港に建設される海上レストランの起工式を開いた。同知事は「スマンギ交差点の高架道路は14カ月で完成させた」と述べ、レストランを1年で完成させるよう求めた。地元メディアが報じた。
 レストランは2階建てで、広さは4458平方メートル。最大で客500人を収容可能。西洋風あずまや(ガゼボ)9棟も設置する。総工費は851億7500万ルピア。
 利用客は、レストラン内に入居する29の鮮魚商から魚介類を購入し、希望の調理法で料理してもらう方式にする。
 ジャロット知事は「清潔さに対する意識を変え、汚れや悪臭をなくしたい」と新設の目的を説明、ムアラアンケ漁港への客足が遠のく原因となっている衛生管理を徹底させる方針。
 また、食の観光地としてだけでなく、ジャカルタ湾の美しい景色を楽しめる新名所になるよう取り組む。
 同漁港の水産物取扱量は、国内最大規模の1日150トン。1994年にはフードコートが作られ、2000年代までは「シーフードの中心地」と言われたが、現在は観光地としてにぎわった往時の面影は残っていないという。(中島昭浩)

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