州別1位は北マルク 幸福指数 最下位はパプア州

 中央統計局(BPS)はこのほど、国民の幸福指数(最高値100)が70.69ポイントだったと発表した。地域別では北マルク州が75.68ポイントで首位。最下位はパプア州の67.52ポイント。
 2、3位はマルク州の73.77ポイント、北スラウェシ州の73.69ポイントだった。
 ジャカルタ特別州は71.33ポイントで全34州中19位。健康や教育、勤務環境の面での幸福指数が高かった。
 BPSのスハリヤント局長は「マルク、北マルク両州の高い幸福指数は、ジャカルタに比べ、地域社会で良い関係を築け、安全や安心感を感じているため」と分析した。
 全国平均を下回ったのは、北スマトラ、東ヌサトゥンガラ、ランプン、西ジャワ、バンテン、西スラウェシ、西カリマンタン、ジャンビ、ブンクルの9州。
 男女別は、女性が71.26ポイントで、男性の70.86ポイントを上回った。
 未婚者の幸福指数は71.53ポイントで既婚者の71.09ポイントを上回った。同局長は「未婚者はどこに行くにも自由で幸福感を感じるが、既婚者で離婚した人は特に指数が低かった」と話した。
 調査は4月5〜30日、全34州487県市の7万2317世帯を対象に実施された。
 幸福指数は、人間関係や環境などへの満足度も対象に加えることで、「ポスト国内総生産(GDP)の統計」として注目を集めている。
 前回2014年の調査では、10項目の生活満足度指数だけで計測したが、今回は感情、ユーダイモニア(生きがい、自己実現)の両指標を追加し19項目に増やした。(中島昭浩)

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