アジア大会まで1年 メーン会場でカウントダウン 少女時代ら人気歌手が熱演
18日でアジア大会開幕まで1年となった。メーン会場のジャカルタ特別州と南スマトラ州パレンバン市をテレビ中継してカウントダウンイベントが開かれ、韓国のアイドルグループ「少女時代」や国内アーティストが会場を盛り上げた。
イベントは、中央ジャカルタのモナス(独立記念塔)広場と南スマトラ州パレンバン市の史跡ベンテン・クト・ブサックで開かれた。テーマは「アジアのエネルギー」。トゥルスさんやライサさん、3人組ボーカルグループのGACなど国内有名歌手が出演した。
モナス広場では、少女時代のテヨンさんとヒョヨンさんが登場。テヨンさんは17日のジャカルタ到着時、空港に詰めかけたファンに押し倒されて転倒するトラブルがあったが、元気な姿でソロ曲を2曲披露した。
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は、イリアナ夫人やユスフ・カラ副大統領、メガワティ元大統領らと出席。得意のアーチェリーを手にステージに上がると、的に矢を放ち、大会開幕までのカウントダウン開始を告げた。
大会開幕までの時間を表示する時計は、ホテルインドネシア前ロータリーとパレンバン市のジャカバリン・スポーツ・シティ内のスリウィジャヤ競技場の2カ所に設置されている。
イベントでは超小型ドローン300機を使って国章ガルーダや「アジアン・ゲームス・2018」といった文字を光で表現するパフォーマンスも行われた。
アジア大会は2018年8月18日〜9月2日。2回目の自国開催で、全39競技が実施される予定。インドネシア・アジア大会組織委員会(INASGOC)のエリック・トヒル委員長によると、競技施設の準備は89%が完了した。(中島昭浩、写真も)