「奇数・偶数」試験導入へ 西ブカシ〜スマンギ交差 チカンペック高速 (2017年08月18日)

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 運輸省の首都圏交通管理庁(BPTJ)は、チカンペック高速道路の西ブカシ料金所〜スマンギ交差点で、乗り入れ規制「奇数・偶数制度」を試験導入すると発表した。ナンバープレート末尾の数字に基づく渋滞緩和策で、試験は8月末以降としているが、実施された場合、ブカシ周辺の工業団地の物流に大きな影響が出そうだ。
 規制対象車両は、自家用四輪車と2、3車軸の貨物車両。実施時間は午前6〜同9時の通勤時間帯。
 同高速の高架道路や次世代交通システム(LRT)の建設で渋滞が深刻化。同制度を取り入れ、渋滞緩和と公共交通機関への乗り換えを促す。
 BPTJはジャカルタ運輸公社(PPD)と連携し、通勤バス60〜100台を同高速で運行させる予定。スマレコンモール・ブカシ〜チャワン間を結ぶバスの運行試験で、路肩に専用レーンを設け、バスを2便ずつ縦列走行させたところ、所要時間が約30分短縮されたという。
 BPTJのバンバン・プリアント長官は「ブカシからジャカルタに流入する車両数は1日約4万台。奇数・偶数制度で渋滞を半減できる」としている。
 経済調整省に派遣されている国際協力機構(JICA)専門家の加納潤吉都市交通アドバイザーは「ただでさえ工事で車線が減り、渋滞が悪化し、企業も我慢している。思い切った策だがギャンブルでもある」と驚く。「渋滞が軽減されるかは微妙だ。代替バスの発着地点のパーク&ライドを確保しているか、そもそも交通の需要と供給量をどこまで把握しているのか」と疑問を呈した。
 奇数・偶数制度はジャカルタ特別州で2016年8月末に正式導入された。スディルマン、タムリン両通りとガトット・スブロト通りなどの目抜き通りで朝夕実施。南ジャカルタ区クニンガンのラスナサイド通りにも適用させる方針を示している。(中島昭浩)

LRTや高架道路建設で混雑するチカンペック高速=16日、アンタラ通信
LRTや高架道路建設で混雑するチカンペック高速=16日、アンタラ通信

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