【JJCソフトボール特集】白球追い友好深める 30チームが11月まで熱戦

 ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)ソフトボール部2017年度前期大会が16日、西ジャワ州スントゥールのJJCスポーツ・コミュニティー・グラウンドで開幕する。4リーグ30チームが白球を追い、汗を流しながら約100試合を戦う。

 JJCソフトボール部は毎年前・後期の2回、ソフトボール大会を開催している。今大会は休暇を挟み11月まで開催される予定。スントゥールのグラウンドでは毎週日曜午前7時から、熱い戦いが繰り広げられることになる。
 今期は1、2部が各8チーム、3、4部が各7チームで総当たりリーグ戦を行う。
 順位は、勝ちを2点、引き分けを1点、負けを0点として計算して決まる。各部の優勝チームは次の大会で上位の部に昇格し、最下位は下位の部に降格する。2位は、上位の部の最下位から2番目のチームと入れ替え戦を行い、勝てば昇格できる。昨期の入れ替え戦では2チームが昇格を果たした。 
 また前期の1部優勝チームには翌年のバリ3都市親善スポーツ大会の出場資格が与えられる。同大会はジャカルタ、スラバヤ、バリの日本人会が参加するスポーツ大会で、ソフトボールのほか、サッカー、テニス、バドミントン、ゴルフの全5種目で頂点が争われる。
 6月10日には17年度前期大会に先立ち、16年度後期表彰式および監督会議が開かれ、ルールの変更などが話し合われた。
 ルール変更としては、従来の指名打者制が廃止されて指名選手制が導入された。
 また遅刻者の試合参加資格について、試合開始時に整列していることが基本条件であることが確認された。もし遅刻者がいる場合には、監督が相手チームの監督および審判の了解を得なければならない。
 雨天時の試合の有無についても、試合を行う2チームと審判で判断することが確認された。
 そのほか、「雨上がりに使う吸水スポンジを部で購入してほしい」、「皆さん練習場所はどこを使っていますか」などの声が上がった。

■創立から42年
 部員数600人というJJCクラブの中で最大級の規模を誇るソフトボール部は1975年、設立された。当初は1リーグのみの活動だったが、97年時には最多の32チームにまで増えた。
 同部部長の赤井繁喜さんによると、同大会は91年時点では、当時南ジャカルタ・チンダラックにあったジャカルタ日本人学校のグラウンドで開催されていた。現在利用しているスントゥールのグラウンドは94年に完成し、以後同大会の会場となっている。
 98年には5月暴動によりクラブ活動が一時中断され、チーム数も減少したが、その後日系企業の進出に伴いチーム数は再び増加した。
 駐在員同士の交流の場となっている同大会。選手の家族らによる応援も熱を帯びそうだ。(坂田優菜)

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