坂井が初の4強 BCAオープン 女子の佐藤、田中・米元組も

 バドミントンのBCAインドネシア・オープン5日目は16日、中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で行われ、男子シングルスの坂井一将(日本ユニシス)と女子シングルスの佐藤冴香(ヨネックス)、大会初出場の女子ダブルスの田中志穂、米元小春組(北都銀行)がそれぞれ日本人対決を制し、初の準決勝進出を決めた。

 ラジブ・オーセフ(英国)に2―1で逆転勝利した坂井。「第1ゲームは(会場内の)風がうまくつかめなかったが、守備からうまく攻められた。簡単なミスや弱気な判断が出たが、その後冷静になり逃げ切れた」と振り返った。準決勝は昨年王者のリー・チョンウェイ(マレーシア)とリオデジャネイロ五輪覇者のチェン・ロン(中国)を破った、H・S・プラノイ(インド)と対決する。
 男子ダブルスの嘉村健士、園田啓悟組(トナミ運輸)はリュウ・チェン、ツァン・ナン組(中国)の鋭い攻めに対応しきれず0―2で敗れた。嘉村は「相手が最後を決められる力を持っていた」と話した。
 女子シングルの佐藤は、山口茜(再春館製薬所)を2―1で下した。第2ゲームで追いつくも敗退した山口は「粘り負け。試行錯誤しながらやったが、自分が点を取るための戦術や対策がなかった」と語った。
 佐藤は準決勝で昨年覇者のタイ・ツーイン(台湾)を下したニッチャオン・ジンダポル(タイ)と当たる。「粘り強いプレーをしてくる相手。気持ちで引かずに頑張りたい」と意気込んだ。
 田中、米元組は福島由紀、廣田彩花組(再春館製薬所)に第1ゲームを先取されるも逆転し、2―1で勝った。過去の戦績は2勝4敗だったが、米元は「苦手意識があったが、第2ゲーム序盤に自分たちのやるべきことが見え、明確なゲームメークができた」と勝因を語った。準決勝は世界ランク3位のチャン・イェナ、イ・ソヒ組(韓国)と対決する。
 17日の6日目は全カテゴリーで準決勝が行われる。混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)は16日の準々決勝で敗退した。(中島昭浩、写真も)

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