【ジャカルタ絆駅伝特集】日イ友好のたすき 1600人がつないで駆ける 絆駅伝 14日に号砲

 インドネシアと日本のランナーがたすきをつなぐ「ジャカルタ『絆』駅伝」が14日に開催される。4回目となることしは、400チーム1600人がジャカルタ中心部を駆け抜ける。

 日本人とインドネシア人の混成チームで、4人1組で走る。現地の日系企業で働く日本人と現地スタッフからなるチームが多い。
 1区間2.7キロの計10.8キロでたすきをつなぎ、友好を深める。中央ジャカルタのプラザ・スナヤン前を午前6時半にスタートし、スナヤン・スクエア周辺を回るコースで競う。
 1〜10位のチームを表彰する。さらにことしから、仮装で大会を盛り上げたチームに対する「コスプレ賞」を新設。インドネシアには日本のコスプレのファンも多く、主催者は「よりインドネシア社会に浸透してほしい」と期待する。
 4連覇を狙うデンソーが優勝候補。選手の1人、ウィスヌ・アンゴロさん(40)は「勝ち続ける秘訣は、常に一生懸命取り組むこと」と練習に励む。
 過去3回とも2位に入っているトヨタ(TMMIN)は「打倒デンソー」を目指し、2チームが出場する。選手のエコ・プジヤントさん(29)は「ことしは1、2位独占を狙う。ベストを尽くしたい」と意気込んでいる。
 一般参加者に加え、インドネシアでも人気のお笑いコンビ「COWCOW(カウカウ)」の2人も日本からレースに初参加する。アイドルグループ・JKT48の元メンバー、仲川遥香さんは4年連続で出場する。
 大会は2014年5月、インドネシアと日本の友好親善を目的に開始。第3回大会から、日本政府が進める東京五輪に向けた国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」の一つに認定されている。
 主催は毎日新聞社とコンパス、後援はジャカルタ特別州と在インドネシア日本大使館、ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)、じゃかるた新聞。(木村綾)

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