カラワン初の高級モール 高層ホテルと直結 きょうオープン ジャルムグループ

 ショッピングモール「レシンダ・パーク・モール」が25日、西ジャワ州カラワン県に開業する。開発に携わる大手たばこメーカーのジャルム・グループはカラワン県内で初の高級モールと位置付け、同県初進出となる店舗も多く入居する。ジャカルタや西ジャワ州バンドンなど比較的遠い地域へ買い物に訪れていた周辺住民の購買需要を捉えたい考え。         

 レシンダ・パーク・モールは西カラワン高速道路出口から北へ車で約10分、道路周辺には田園風景が広がる。モールには22階建ての高層ホテル「レシンダ・ホテル・カラワン」が隣接し、モールと直結する作りになっている。
 着工は2015年。ジャルム・グループの子会社、ブキット・ムリア・ジャヤ・エステートが出資し地場系ムリンダ社などが建設した。敷地面積は4万6千平方メートル、投資額は非公表。駐車台数は約1300台で、約1500台駐輪できる。地上3階建て。開館時間は午前10時から午後10時まで。1日平均で来場客1万5千人を見込む。
 「多くの店舗がカラワン県に初進出」(ブキット社、トロイ・ジェファーソン・パレテ氏)と強調するように、モールにはスターバックスや丸亀製麺などの飲食店やマレーシア系デパート「セントロ」、複合映画館「シネマXXI」、家具小売り店「JYSK」などが入居した。家電量販店「ベスト電器」も4月に営業開始する。5月8日までの期間限定で簡易アイススケート場を設置、エンターテインメントを充実させ家族連れの来客につなげる。
 ジャルム・グループは1995年ごろにカラワン周辺の開発を開始。当初は住宅や学校施設、工場の建設を進めてきた。最近では昨年五つ星級の高層ホテルを開業させ、比較的所得の高い層向けの商業施設開発にも注力。建設したホテルやモール周辺にも土地を保有しており、今後も周辺の開発を控えている。(佐藤拓也)

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