閑散期でも5割増 2月の訪日イ人数続伸

 日本政府観光局(JNTO)は15日、2月の外国人訪日旅行者数を発表した。インドネシアからの訪客数は前年同月比49.6%増の1万7900人で、閑散期の2月の過去最高を記録した。
 アジア地域では、昨年は2月だった中国正月休暇が1月末になった▽昨年はうるう年で29日あったが、ことしは1日少ない――などの理由で、中華系旅客の多い地域は動きが鈍り、一桁の伸びやマイナスとなった地域もあった。
 JNTOジャカルタ事務所の冨岡秀樹所長は、「今まで堅実に行ってきた日本の冬のプロモーションが人気で、格安の時期にあわせ休みを調整する層が増えている」と指摘。格安航空会社(LCC)が入る余地がないほど、航空会社が安価なチケットを用意していることが人気を後押ししていると話した。  
 2月の訪日外客全体は203万5800人と前年同月比7.6%の増加、東南アジア主要国では、タイ(7万5100人、同22.5%増)、マレーシア(2万6700人、同10.7%減)、フィリピン(同2万5800人、同39.4%増)、ベトナム(同2万2千人 同25%増)、シンガポール(1万7600人、同13.5%減)だった。

■千歳が行き先3位
 3月3〜5日、南ジャカルタ・コタ・カサブランカ・モールで開催された「ジャパン・トラベル・フェア(JTF)」では、日本行き航空券の販売数は昨年3月の約2倍、同9月比で68%増の5194枚に達した。
 主な行き先は、販売数順に成田、羽田、千歳、関空、伊丹、福岡で、旅行出発月では6月、12月、11月の順となった。 
 冨岡所長は「価格優先で、希望日の変更もいとわない購入者が多かった」と語っている。(太田勉)

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