ママが元気取り戻す場 ハンプトン・アパートで 母親向け子育てセミナー (2017年03月15日)

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「幼い子どもを持つママたちのオアシスなんです」――。南ジャカルタ・チランダックのハンプトン・パーク・アパートメント。ここには毎週、幼稚園入園前の子どもを持つ母親が集まる「子育てサークル」があり、月に1度、カウンセラーの高崎美佳さん(54)による子育てセミナーが開かれている。互いに安心して悩みを打ち明け、共感し合い、お母さんたちが元気を取り戻す場所になっている。
 高崎さんのセミナーは、脳科学や心理学に基づいた内容で、実際に家庭でよくある例を交えながら話を進める。
 14日に開かれたセミナーのテーマは「どうしたら、子どもたち、パパたちが、分かってくれるのだろう?」。始めに、脳と心と体の関係について「脳に入る言葉の影響は大きく、力があり、心や体を動かす」と説明。その上で、実践的な「叱り方」として、感情的にならず、声のトーンを少し下げ、目を見てゆっくり話す▽責めるような言い方はしない▽「どうしたらよかっただろうね?」と質問を投げかけ、反応を見てヒントをあげる▽反省させるつもりで怒った後、1人にして突き放さない▽「今度はできるね」とポジティブな考えで叱り終える――など8項目を挙げた。
 昨年末に始まったセミナーは14日で4回目。0〜6歳ごろまでの幼い子どもを持つ母親が対象。子連れで参加できる和やかな雰囲気で、お母さんたちは子どもをあやしたり、だっこしたりしながらメモを取り、高崎さんの話に耳を傾けた。
 セミナーの最後には、参加者らが気づいたことを共有。「自分の心が平和でないといけない」「言葉の選び方が大事」「上の子にきつく言い過ぎていた」など、お母さんたちはこれまでの子育てを冷静に振り返った。また家庭内の困ったことやうれしかったことなども、互いに話し、聞き合った。
 高崎さんは米国に赴任した1996年から3年間、子育てで苦労したことから日本帰国後、脳科学と心理学、選択理論を学び、家族関係心理士カウンセラーの資格を取得した。
 セミナー参加については、「米国赴任の時とは違う立場から、お母さんたちの心を支えたい」と説明。「日本と離れた環境にあるからこそ、子育てを客観視でき、気づきも多い。一方、夫の赴任の場合、妻は働くことができず、子育てのことだけ抱えていて不安になってしまう。社会復帰の準備作りとして、成長できる場をつくっていきたい」と付け加えた。
 同アパートの子育てサークルは4年前に始まった。現在は約50人が会員登録している。毎週1回集まり、絵本の貸し借り、体重測定、プールなどの遊び、使わないものの貸し借り、季節行事を楽しむなどしている。
 自由な外出が難しい幼い子どもを持つ母親にとって、アパート内に集まれる場所があるのはとても便利。同サークルのメンバーの堀見奈美さんは「0〜3歳の小さい子どもを持つ母親が集まっているので、いつ来て、いつ帰っても良いという気軽さもあるし、とにかくアットホーム」と笑顔を見せる。
 そんな堀さんも、4歳の息子と1歳半の娘の子育てに奮闘している母親の1人。「高崎さんのセミナーで学ぶことは、家に帰ったらすぐに使える事ばかり。子育ては日々、試されている感じがして、鍛えられています」と話した。
 高崎さんの次回セミナーは4月25日午前10時半から、同アパートのタワーCにあるエアロビックルームで開かれる。参加無料。同セミナーに関する問い合わせは堀さん(メールminminplane@icloud.com)まで。(毛利春香、写真も)

セミナーで高崎さん(手前右)の話に聞き入る参加者ら
セミナーで高崎さん(手前右)の話に聞き入る参加者ら

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