日本の10社がブース 能率協会がセミナーと商談会

 日本能率協会主催の「日本インドネシア化学技術フォーラム&商談会」が22日、南ジャカルタのアピンド(インドネシア経営者協会)セミナールームで開催された。日本から10社がブースを出展、約200人の関係者が参加した。 
 フォーラムは、インドネシア大学とインドネシアの経営者団体アピンドによる産学協同の開催。製造工程における技術開発やプロセス最適化、設備構築などを行う「プロセス・エンジニアリング技術」に関し、日本とインドネシア両国の企業や研究者が発表、その後、商談会を通じて新事業の創出を目指した。
 化学・食品・製薬分野のプロセス産業の製造現場を支える化学機械や技術において、日本の中堅・中小企業は世界最先端の製品・技術を持つといわれる。しかし、自社単独での海外進出のハードルは高く、多くは国内の化学会社などの新製品・新技術開発を陰で支えることが多く、海外市場への展開はうまく進められていないのが現状。 
 フォーラムは、日本能率協会によって2014年から実施された支援事業「プロセス産業向け設備・システム アセアン販路拡大支援パッケージプログラム」の一環。15年にシンガポールで開かれ、昨年はタイ、ことしはインドネシアでの開催となった。
 「燃料需要の増加と石油化学製品マスタープラン」について講演した国営石油ガス・プルタミナのサフィー・トリヨノ・ユニアント石油化学プロジェクト・技術部門副部長は、「プルタミナではバリックパパン、チラチャップ、バロンガン、デュマイの四つの製油所の拡張計画に加え、ボンタン、トゥバンの二つのガス精製所のプロジェクトを計画している。日本の企業、技術への我々の期待は大きい」と語り、日本企業のブースを回って説明に熱心に耳を傾けた。(太田勉、写真も)

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