【スナンスナン】サーファーも観光客も バリ・スランガン島 美しい白砂のビーチ (2017年01月27日)

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 午前中の大雨が止むのを待ってデンパサール沖にあるスランガン島へ行った。目指したのは島の東側の外洋に面したビーチだ。橋を渡って島に入ると、バイクにサーフボードを積んだ若者が水たまりを避けながら脇を通り過ぎて行った。その後を追って、林の中のでぼこぼこの道路を走った。しばらくすると沖合いに白い大きな波の立つ、思いのほかにぎやかな白砂のビーチに出た。

 ビーチにはシャワーや簡単な食事ができる海の家のような質素なワルン(屋台)が並んでいた。その中の比較的きれいな店で韓国人サーファーらがくつろいでいた。「バリでサーフィンをするのはことしで2回目。スランガンへは1年中いい波が立つと聞いてやってきた。海の水もきれいだし、便利な場所にあるからとても気に入っている」と日焼けした彼らの1人が笑顔で話した。スランガンは2008年、バリで開かれた第1回アジア・ビーチ競技大会でサーフィンの競技会場にもなった。
 幼い子どもを連れた欧米人の家族が砂遊びをしていた。ワルン前のビーチチェアには年配のカップルが寝そべっていた。曇り空というのに、海の色は透き通った淡いコバルトブルーで、海水浴で知られるクタの海よりずっときれいに見える。岸から数メートルのところではシュノーケリングをしている人たちがいた。
 スランガン島はングラライ国際空港の東、ブノア湾を挟んで約4キロの位置にある。小さな島だが、1990年代に始まった埋め立てにより面積は約4倍の480ヘクタールになり、橋もその頃にできた。その後、東の海岸にサーファーが集まるようになって久しいが、ここ数年は一般の観光客も増えているそうだ。
 島を去る前に、家々が立ち並ぶ北西部に寄った。この辺りには、その昔漁師としてスラウェシ南部からやってきてそのまま定住したブギス人が集落を作っている。道路脇の屋台からは魚を焼く煙が立ち上り、島の外から来たと思われる家族やグループが夕食を楽しんでいた。さきほどのビーチとは打って変わって外国人観光客らしきは1人もいない。
 スランガンはかつてアオウミガメの産卵場だったため、カメの島とも呼ばれている。乱獲や開発でカメは激減したが、今は保護の対象になっており、島には卵をふ化させて海に戻したり、けがをしたカメを預かる施設がある。(北井香織、写真も)

波を求めて沖に向かうサーファーたち
波を求めて沖に向かうサーファーたち
すぐ隣が空港とは思えない白砂のビーチ
すぐ隣が空港とは思えない白砂のビーチ

韓国人サーファーのグループ
韓国人サーファーのグループ
サーフィンを教えるワルンも
サーフィンを教えるワルンも

ワルンの店先に並んだビーチチェア
ワルンの店先に並んだビーチチェア

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