オレンジ・バジャイ姿消す CNG使用の 青色へ完全移行

 ジャカルタ特別州政府は2016年12月いっぱいで、ガソリンで走るオレンジ色バジャイ(三輪タクシー)の運行を打ち切った。運転手には同月下旬、乗り換えの再指示が出ており、圧縮天然ガス(CNG)を使用する青色バジャイへ完全移行する。
 オレンジ色のバジャイは1975年ごろからベチャ(3輪人力車)に代わる庶民の足として運行されてきた。
 一方、CNGを使用する青色バジャイが導入されたのは2006年。オレンジ色バジャイの老朽化が進む中、同州政府は、CNGの方が環境に優しく、インドネシア国内で生産できるエネルギーであることから、青バジャイへの移行を推し進めてきた。
 同州運輸局によると、州内では、約1万3千台のバジャイが運行され、うちオレンジ色は300台だけだった。
 ソニ・スマルソノ知事代行は「バジャイは文化的価値があり、ジャカルタと切り離せない。消えてなくなるわけではない」と話し、近代化を進めながらも庶民の公共交通機関として残す考えを示した。(毛利春香)

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