冷凍・冷蔵倉庫を建設 MM2100に川西倉庫

 川西倉庫インドネシアは、西ジャワ州ブカシ県のMM2100工業団地に、食品をターゲットにした冷凍、冷蔵、定温機能をもつ専門倉庫を建設する。

 9月5日に地鎮祭が行われ、日本の川西倉庫(本社・神戸市)から若松康裕社長らが訪れた。
 新倉庫は2万5千平方メートルの敷地に建てられ、面積5千599平方メートル。約半分が温度帯15〜20度の定温庫、約4分の1が0〜5度の冷蔵庫、残り4分の1がマイナス20度の冷凍庫となる。冷蔵車が接続するドックシェルターが15基あり、うち6基はコンテナ専用となる。
 川西倉庫インドネシアの小山真二社長は「インドネシアの人口は2億5千万あり、食品マーケットの潜在性は高い。アイスクリームのマーケットは、タイの4倍もあるといわれる。現在、製造ラインを拡大したい食品メーカーも、工場内のスペースが限られ、冷凍冷蔵保管スペースを確保できず、事業拡大に影響が出ているところもある。インドネシアのコールドチェーンを支える専門倉庫となって需要に応えるとともに、日本で行っているようなメーカー発注に合わせた原材料の仕分けサービスなども積極的に提供していきたい」と語った。
 倉庫は建設完了後、冷凍・冷蔵庫の温度調整を約2カ月をかけて行い、来年10月の商業利用の開始を目指す。(太田勉)

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