雨にも負けず JJM イ歌手が盛り上げ
初出演が30組となった、第8回ジャカルタ日本祭り。日本有名バンドのコピーバンドから、長渕剛さんの代表曲「とんぼ」まで、さまざまな日本の歌がインドネシア人の間に浸透していることがうかがえた。インドネシアの大物アーティストの出番になると、来場者がメーンステージに押し寄せた。
初出演の大物歌手トゥルスさんが登場すると、会場からは大きな歓声。大きな体から発せられる魅力的な声や観客に歌わせるパフォーマンスに酔いしれた。
トゥルスさんは、静岡県浜松市でライブに出演したことを引き合いに出し、これからも日本とより良い関係を築いていくことを願っていると語りかけた。
銀行員のアルミさん(27)は、友人のノナさんと会社でトゥルスさんが出演することを知り初来場。「とてもいいライブだった。ボサノバから聞かせる曲までいろんな曲を歌ってくれたのも良かった。1曲サービスして歌ってくれたしね」。笑顔が弾けた。
3日に初出演したコピーバンド「ロー・トマト」は、女性ロック歌手・阿部真央さんの楽曲などを披露。パワフルな歌声で会場を振るわせた。
高校生ダンドゥット歌手のレスティさんは、あでやかな声で観客を魅了した。終盤の大雨にも負けず、最後まで笑顔で歌いきった。
4日夜登場したアンディンさんのステージ後も断続的に雨に見舞われた。ステージでアンディンさんは大勢の日本人の前で演奏できるJJMに参加できてよかった」と話した。(中島昭浩、平野慧、写真も)