イで公式アプリ配信 ポケモンGO 雨でも楽しむ
スマートフォン用アプリ「ポケモンGO」が6日、インドネシアでも公式に配信された。新たにアジアとオセアニアの15カ国・地域で配信され、グーグル・プレイストアとアップルストアでダウンロードできるようになり、ますます世界的な広がりを見せている。
6日配信されたのは、インドネシアとブルネイ、カンボジア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、台湾、パプアニューギニア、フィジー諸島、ソロモン諸島、ミクロネシア連邦、パラオの15カ国・地域。同アプリは7月6日に米国、ニュージーランド、オーストラリアの3カ国のみで公式に配信されたが、インドネシアでは他国のアカウントを使用するなど非正規ルートでダウンロードする人が絶えず、すでに大ヒットしていた。
ジャカルタ特別州で最もポケモンが手に入る場所として人気の独立記念塔(モナス)では毎週土・日曜、ポケモンを求めて朝から夜まで人が集まる。
ポケストップの周りではプレーヤーたちがたばこやお菓子を片手に座り込み、時折友人らと話しながら、スマートフォンに見入っていた。アプリはスマートフォンの電池を大きく消耗するため、ほぼ全員が充電器を持参していた。
中央ジャカルタで銀行員として働くミルザさん(31)は、週末はポケモンを探すため出かける。配信前の7月14日から始めており、現在のレベルは25だ。「サーバー負担の問題があって遅くなったのかもしれないが、これだけ世界でヒットしているのに、正規の配信を待つなんて無理。昨日、正式に配信されたが、アップデートして遊んでいる。アップデート後はポケモンが捕まえにくくなったと話題になっているよ」と話す。
スラバヤ出身のミルザさんがモナスを訪れるのは6歳の時に旅行で来て以来。「ポケモンがきっかけで、改めていろんな観光スポットに足を運べて楽しい。会社の同僚や上司も遊んでいて、空き時間などにもちょっと外出することが多くなっているよ」と話した。(毛利春香、写真も)