違反摘発に自信 奇数・偶数制度で 警視庁
試験導入が27日始まった新たな渋滞緩和策「奇数・偶数制度」について、警視庁交通局は29日、制度に従い摘発した場合、違反数は初日は553件、28日は1176件で、2日間の合計は1729件だったと発表した。
ブディアント交通局長は「(監視カメラではなく)目視による確認でも摘発可能ということがわかった。信号機付近で立って待つだけでなく、パトロールも実施する」と自信を見せた。8月26日までの試験中は制度違反者を摘発しない。
発表によると、違反が多かったのは、南ジャカルタ・クニンガン▽国営電力PLN▽スナヤンロータリー▽中央ジャカルタ・サリナデパート前▽ホテルインドネシア前ロータリー▽中銀前▽独立記念塔前ロータリーの信号付近――の7カ所で、初日453件、2日目932件の計1385件の違反を確認した。
ブディヤント交通局長は「初日の件数は、周知活動がうまくいった証拠。それほど多い数字ではない」と強調。「2日目が多かったのは口頭注意のみという情報が広まった結果」と説明した。
奇数・偶数制度の対象の通りは、スディルマン、タムリン、メダン・ムルデカ・バラット通りとガトット・スブロト通りの一部、南ジャカルタのシシンガマンガラジャ通り。8月30日から正式に導入される。(中島昭浩、写真も)