レバランは家族で 人であふれる行楽地

 レバラン(断食月明け大祭)の長期休暇では、インドネシア各地で多くの人が行楽地へ足を運び、久しぶりにそろった家族や友人らと楽しいひと時を過ごした。動物園や遊園地、博物館、世界遺産などは人でごった返し、駐車場も車やオートバイで埋まった。
 中央ジャカルタの独立記念塔(モナス)広場には、モナスを一度見てみたいと、首都圏外から来場者が殺到。10日は最も人が多く、博物館に入るには30分待ち、モナスに上るには5時間待ちとなった。
 西ジャワ州バンドンから家族と共に訪れたシスカ・シダブタルさん(29)。9日にマイカーでジャカルタに到着した。10日に観光を終え、夜にバンドンへ到着する予定だ。「何度もジャカルタに来たことはあるけど、モナス広場を訪れたことはなかったの」とシスカさん。「混雑していなければ車での移動が早くて、最も実用的。渋滞しないうちに帰らなくちゃ」と話した。
 南ジャカルタのラグナン動物園では、9日時点での来場者数は17万人。9日は自家用車3800台、オートバイ1万4千台が駐車場を埋めたという。東ジャカルタのテーマパーク、タマン・ミニ・インドネシア・インダ(TMII)は6〜17日で、最低でも30万人、天気が良ければ40万人の来場者を見込んでいる。TMIIのジェリ・ラハマ広報部長は「ことしは海外からの来場者が増えている」と話した。
 州営トランスポルタシ・ジャカルタ (TJ)が運行している無料の観光バスも盛況で、利用者は西ジャカルタのコタ・トゥアなどへ足を運んだ。一方、同地にあるファタヒラ広場などではごみが散乱。コタ・トゥア地区の管理ユニット(UPK)が30分に1度、ごみをポイ捨てしないよう呼びかけているが効果がないという。(毛利春香)

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