日本チーム2、3位 ツール・ド・フローレス第4ステージ
フローレス島を横断する国際自転車レース「ツール・ド・フローレス(TDF)2016」の第4ステージ(136・6キロ)が22日、東ヌサトゥンガラ州ンガダ県バジャワ市にある県庁舎からマンガライ県ルテン警察署を目指して行われ、中国のハンシャイサイクリングチーム所属のリュウ・ジャンぺン選手(23)が3時間48分49秒で優勝した。
日本のチーム右京所属のベンジャミン・プレデス選手(32)が2秒差で2位、3位にはほぼ同着で日本のキナンレーシングチームのオーストラリア人ジャイ・クロフォード選手(32)が入った。
バジャワ市は標高約1100メートル。スタートからカーブが合計311カ所ある下り坂が35キロ地点まで続いており、序盤はこれまでのレースよりも先頭と最後尾までの差が小さかった。
リュウ選手は終盤、標高1300メートルまで一気に駆け上がる約35キロの上り坂で10メートルほど抜け出し、標高1200メートルのルテン市まで逃げ切った。山岳賞も獲得した。
総合順位は、第2ステージ優勝者で今回7位に輝いた、ダニエル・ホワイトハウス選手(21)が14時間53分54秒で首位の座をキープ。2位も引き続きインドネシア代表チームのインドネシア人ロビン・マヌラン選手(29)が10秒差で続いた。
最終日の第5ステージは西マンガライ県庁舎を目指す、ツアー中で最短の総走行距離121・5キロ。終盤5キロは高低差が少ない道が続くので、レース中盤に標高約900メートル地点から200メートルまで下った後、再度同じ標高まで駆け上がる約10キロの厳しい坂道が勝負の分かれ目となりそうだ。(中島昭浩、写真も)