日本ツアーが好調 ガルーダ旅行フェア

 国内最大の旅行見本市「ガルーダ・インドネシア・トラベル・フェア(GATF)2016」が29日、中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で始まった。会場のホールAとBには約160社が出店。国内13都市のモールでも同時開催した。旅行大手によると、日本への旅行はことしも好調で、前年比40〜70%増の利用客を見込んでいる。
 HISインドネシアでツアー企画を担当するクリオさん(35)は「テロなどの社会不安で欧州と韓国ツアーの需要は低下している。地震があったが、日本の本州のツアー催行に問題はない」と日本ツアー利用客は前年比70%増加すると予想。パノラマツアーズのアンドリさん(29)は5〜10種類の日本ツアーが常時あると説明。「ユネスコ世界文化遺産の白川郷や富山県立山の雪の壁、北海道がリピーターには人気」だという。ウィダヤツアーのヤンティ・広報マーケティング部長も同様の傾向を認め、「ことしの日本ツアーは売り上げ4割増を狙っているわ」と語った。
 工業省に勤めるデビさん(30)は5月末の休暇にむけた旅行を計画中。「候補が3カ国あったが、富士の樹海が登場する映画を見て自分の目で見たくなった」と日本行きを決めた。初めての日本の旅でもウェブサイトで情報を調べ、ツアーではなく独自に旅をする友人が多いという。
 主催の国営ガルーダ・インドネシア航空は国営銀行と協力し、1日までの期間中、航空券割引プロモーションを実施。朝と夕にハッピーアワーを設け、その時間帯に購入すると、最大で8割引きとなる。GATFは年2回開催しているが、ことし9月に予定している後期開催と合わせ、売り上げ2500億ルピアと15万人の来場を見込んでいる。(中島昭浩、写真も)

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