つぼ八が1号店 北ジャカルタ・カプック 日本人や華人ターゲット

 日本の大手居酒屋チェーンのつぼ八(本社・東京都中央区、塩野入稔社長)は5日、日本料理や中華料理店などが立ち並ぶ北ジャカルタ区プンジャリンガンのパンタイ・インダ・カプック地区にインドネシア1号店をグランドオープンした。本格的な日本食の味付けにこだわるためハラル対応はせず、ジャカルタに住む日本人や華人系インドネシア人などの客層を狙っていく。

 つぼ八は2012年からシンガポールやタイ、マレーシアの計3カ国で海外展開し、インドネシアは4カ国目。
 ジャカルタ1号店は、床面積206平方メートルで70席。焼き鳥や天ぷら、刺し身など、つぼ八おなじみの料理のほか、釜飯、定食なども出す。アルコール類などの飲料も含め約160種類のメニューをそろえる。酒類の持ち込みも別料金で可能だ。
 価格は「天ぷら盛合わせ」が8万6千ルピア、「刺身三品盛り」が15万ルピアなど。インドネシアではサテなどの串料理が庶民に親しまれていることから、串揚げのメニューを豊富にそろえた。串揚げの調理を実際に目で見て楽しんでもらおうと、客席前にオープンキッチンも設置するなど工夫を凝らした。
 料理はハラル対応ではなく、近隣に住む華人や日本人向けに本格的な日本食の味を提供していく。つぼ八の斉藤滋・常務は、土、日曜に集客が見込めると予想。「ゴルフ場も近くプレーを終えた日本人をはじめ、家族連れにも期待している」と話した。
 斉藤氏によると、つぼ八は今回の出店に向け、2014年に当地のリッキー・チトラ・ラサ社とエリアフランチャイズ契約を締結。つぼ八の親会社である日鉄住金物産と繊維事業で取引するリッキー社はメンズパンツなどを製造する企業だが、以前から日本食事業にも関心を持っていた。リッキー社がインドネシア国内のつぼ八を経営し、年内には都心への2号店の出店も計画している。営業時間は午前10時〜午後11時、年中無休。(山本康行、写真も)

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