ゴルフ客を増やせ 中国人観光客1000万人目指す

 観光省は3日、中国の北京や上海、広州、香港やマカオなどで、ゴルフツアーを中心にインドネシアへの観光誘致に力を入れると明らかにした。インドネシアには約150のゴルフ場があり、中国人観光客のうち約10%がゴルフ客となるようキャンペーンを展開する。
 特にジャカルタ特別州、西ジャワ州ボゴールとバンドン、ジョクジャカルタ特別州、バリ島、リアウ諸島州のバタム島とビンタンで海外からのゴルフ客の誘致に力を入れる。観光省は、インドネシアのゴルフ場は都市部に近いだけでなく、自然の景観やアクティビティーなども楽しめると説明している。
 ゴルフ雑誌を英語で出版するなどし、インドネシアのゴルフに関わるプロモーション活動も実施している「ビシ・プリマ・ゴルフ」のマリー・クワンマーケティング部長によると、5年前の海外からのゴルフ客は年間約900人程度だったが、近年は同3千人まで増加しているという。
 さらに観光省は中国検索大手の百度(バイドゥ)と連携し、中国人観光客向けにインドネシアの観光地をアピールする。2015年に海外を訪れた中国人観光客は1億人を超え、45歳以下の83%がインターネットで観光地を調べているという。アリフ・ヤフヤ観光相によると、15年にインドネシアを訪れた中国人観光客は110万人で、19年までに1千万人を目指す。
 在中国インドネシア大使館のサント・ダルモスマント大使によると、中国ではバリ島の認知度だけが高く、その他の地域についてはあまり知られていないという。「プロモーション活動を継続し、インドネシアにはさまざまな観光地があることを中国を中心に広めていきたい」と話した。
 中国の大手旅行予約サイト「Cトリップ」によると、ことしのイムレック(中国正月)の人気旅行先調査でインドネシアは8位だった。その他の上位の国は1位から順に、タイ、日本、韓国、台湾、シンガポール、香港、米国だった。(毛利春香)

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