「来年も続けて」 マカッサル初のニッポンデー

 南スラウェシ州マカッサル市で開かれた日本文化を紹介する大型イベント「ニッポンデー」は、20、21の両日で4千人を超える来場者を記録した。ブースやメーンステージ上で、さまざまな交流の輪が生まれた2日間だった。来場者からは「また次も開催してほしい」との声が上がった。
■互いに教え合う
 初日に会場を盛り上げたのはマカッサルのラグラグ会。今回は同会のメンバー10人と国際協力機構(JICA)青年海外協力隊らが加わり計14人が「ふるさと」や「インドネシア・プサカ」など計7曲を歌った。
 会のメンバーは現在、日本人3人とインドネシア人が7人。互いの国の歌の意味や発音などを教え合っている。代表の竹内・ロビー・清さんは「日本文化を紹介していくことは大事なこと。来年も続けてほしいし、私たちは歌で文化を紹介し続けたい」と話した。
■楽しみながら
 JICAは2日間で四つの体験型ブースを出展。タイトルは「簡易健康チェック・相談コーナー」、「環境遊び」、「リサイクル工作」と「日本料理」。普段は南スラウェシ州内で個々に活動している青年海外協力隊の専門家ら17人が集まってブース内で役割分担。「簡易健康チェック・相談コーナー」では正しい手洗いの仕方の実演、「環境遊び」ではごみ問題をテーマにすごろくで来場者とふれあうなどした。
 マカッサルに勤務する海外青年協力隊の長田愛美さんは「一方的ではなく市民のみなさんが楽しみながら、州の抱える問題を学んでもらえたならうれしい」と話した。
■次回は浴衣で
 来場者で市内の職業訓練高校(SMK)に通うレザ・ヒルミさん(15)は「これほど日本のものが集まっているイベントはマカッサルになかった」と興奮気味に話す。大学を卒業したばかりのヌルワ・ヒュニさん(22)は友人4人と来場。
 「en塾の公演が素敵で感動した。日本のことが大好きだから来年もイベントを開催してほしい。次は浴衣を着てみたいの」と言って笑顔で会場を後にした。(山本康行、写真も)

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