コーヒーで毒殺? カフェで27歳女性が急死 警視庁が本格捜査

 ジャカルタ在住の女性、ワヤン・ミルナ・サリヒンさん(27)が6日、中央ジャカルタのモール「グランドインドネシア」にあるカフェ「オリビエ」でアイスコーヒー(ベトナムコーヒー)を飲んだ直後に死亡するという事件があり、警視庁は11日、ミルナさんが青酸化合物などの毒物摂取により死亡した可能性が高いことを明らかにした。

 警視庁のイクバル報道官によると、司法解剖の結果、ミルナさんの胃の中に出血の跡が見つかった。またミルナさんが飲んだアイスコーヒーから青酸化合物が検出されている。
 ミルナさんは友人のジェシカさんとハニさんと同カフェでコーヒーを飲んだ直後、全身に痙攣(けいれん)を起こし泡を吹いて倒れ、すぐに病院に運ばれたが死亡した。ジェシカさんは午後4時ごろからカフェにおり、同5時ごろにミルナさんとハニさんが合流。ジェシカさんは事前に自分とハニさんの飲み物、ミルナさんから頼まれていたアイスコーヒーを注文していた。ミルナさんはコーヒーを口にした後「おいしくない」と言い、匂いを嗅ぐなどしていたという。
 警視庁は同日、友人2人と現場で当時のコーヒーを飲む状況を再現、店内の監視カメラの解析を進めるとともに友人2人から事情を聴いており、死亡原因についても引き続き捜査を続ける。(毛利春香)

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