ヒーローは私たち JJS幼稚部運動会

 ジャカルタ日本人学校(JJS)幼稚部は10日、運動会を開いた。幼稚部から200人の園児が参加し、保護者だけでなく日本から駆け付けた祖父母も園児らの成長を見守った。
 ことしのテーマは「冒険へ行こう!」。年長と年少の園児が混じり合って赤やピンク、緑、黄色など6チームに分かれ、かけっこや障害物競走、歌や踊りなどを披露、芝生のグラウンドを裸足で走り回った。
 親子競技では保護者らも子どもたちに負けないほど気合を入れて参加。一緒に競争に参加できて喜ぶ子どもたちの笑顔があふれた。JJS小学部の児童も有志で参加。小麦粉の中にアメが入ったトレーがあるところまで走り、手を使わずにアメを取る競技で、顔を小麦粉だらけにしながら競い合った。
 応援合戦では、年長の園児が中心となって教員と相談しながら曲や替え歌、振り付けを考え、年少の園児と一緒に作り上げてきた。大きな声での歌やかけ声のほか、旗や太鼓などを使い、チームごとに特色ある応援を発表した。 
 またテーマにあわせた遊戯の発表では、年少の園児はずきんやベスト、大きめのズボンをはいて海賊に、年長の園児は銀色のズボンにチームの色のたすきをかけ、ヒーローになりきって踊った。
 最後の競技となるリレーでは、1チーム18人が走ってバトンをつないだ。腕を伸ばして相手の手の中にきちんとバトンを渡せるよう事前に練習を重ねてきた。本番では「もう後ろに来ているよー! 追いつかれる!」「がんばれー!」と大声援が飛び交い盛り上がる中、一生懸命走り切った。
 吉野恵理子園長は「笑顔で家に帰ることのできる運動会になったと思う。子どもたちは準備や練習、そして当日を迎えて、自分自身を知って自信も持てるようになり、一つ階段を上がれたのではないか。練習の時にはまっすぐ走れなかったり、負けて走るのが嫌になったりそれぞれ課題があったが、皆がそれを乗りこえて成功させることのできた運動会となった」と振り返った。(毛利春香)

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