縁日祭が映画に 24日にブロックMで上映
ことし5月に開催された日イ交流イベント「縁日祭」のドキュメンタリー映画「ALWAYS SMILE」が24日、南ジャカルタ・ブロックMのアモス・コージー・ホテルで上映される。ジャカルタ日本人学校(JJS)出身で映画監督の城田道義さん(36)が撮影・編集を手がけた。城田さんは「自分が育った町のお祭りを、もっとたくさんの人に知ってもらいたい」と語った。
城田さんは日本でドキュメンタリーを手がけ、「中国国際ドキュメンタリーフェスティバル」で受賞歴がある。小学2年から中学2年までJJSに通っていたが、帰国後インドネシアとはほとんど関わりがなかった。縁日祭の映画化は、昨年仕事でジャカルタを訪れた際、子ども時代を過ごしたインドネシアをテーマに映像を撮りたいと思ったことがきっかけで、この思いに縁日祭実行委員会が賛同した。
祭りの数日前から現場に入り、繁華街ブロックMが「お祭りの場」に変わっていく光景、2千人に上ったボランティアのほか、運営の裏の人々、会場に訪れる観客の表情を追った。撮影時間は50時間を超えた。
「縁日祭を、カメラを通して見て、さまざまな思いに出会えた。祭りで起こっていることを知ってもらいたい」と作品を振り返った。
主題歌は、2013年の縁日祭カラオケグランプリで準優勝後、音楽活動を続けるインタン・クスマ・デウィ(芸名=YUMI)さんが担当するなど、縁日祭関係者が花を添える。歌詞は1番が日本語で2番がインドネシア語だ。
プロデューサーを務めた花田康さんは「こんなに大きな海外のお祭りが、日本であまり知られていないのは寂しい。この作品を通し、インドネシアの人には裏で汗を流してきた関係者・ボランティアの熱い気持ちを、日本の人には祭りを純粋に楽しむインドネシア人の表情を、それぞれ伝えられたら」と語った。
開場は午後3時半。開演は午後4時から。日本語、インドネシア語字幕あり。上映時間は1時間半でその後、懇親会も開く。チケットは10万ルピア。上映会の申し込みは竹谷さん(携帯0818・752・127、メールemitakeya@gmail.com)まで。
■東京・名古屋でも上映
日本でも14日に名古屋市中区の日経名古屋支社ビル3階で、17日には東京都中央区銀座のTCC試写室でそれぞれ上映会を行なう。名古屋の詳細は(fkb-japan.com/alwayssmile/nagoya/)、東京の詳細は(fkb-japan.com/alwayssmile/tokyo/)。いずれも入場料は千円。(佐藤拓也)