1000人訪問、観光で交流 日本から11月 福田元首相・二階氏も

 経団連や日本旅行業協会(JATA)からなる「日インドネシア文化経済観光交流団」は11月20〜24日の日程で、インドネシアを訪問する。日本インドネシア協会会長の福田康夫元首相や自民党総務会長で日本インドネシア友好議員連盟会長の二階俊博氏などが参加し、日本の団体としては過去最大規模の約千人が観光を柱として両国の経済関係を深める

 交流団は主要経済団体や旅行業者の団体、日本貿易振興機構(ジェトロ)、日本政府観光局(JNTO)などが主催。国会議員や自治体トップ、観光界・経済界関係者などが参加予定。半数が観光関係者となる。
 23日にはインドネシア日本友好協会(PPIJ)が交流団千人とインドネシアの要人が出席するレセプションを中央ジャカルタ・スナヤンのホテルムリアで開く予定で、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領に出席を要請している。
 交流団訪問に連動してJNTOは西ジャカルタのモール、セントラルパークで訪日旅行業者が一般消費者向けに出展する「ジャパン・トラベル・フェア」を開く。JNTOはほかに両国旅行業者間の商談会や観光交流拡大を話し合うシンポジウムも開催する。
 経済系のイベントでは東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)などが24日に両国の防災経験や最新の研究、技術などを共有する「国土強靭化シンポジウム」を、ジェトロは同日、中小企業・裾野産業振興、地域連携などについて議論する「経済連携促進セミナー」を開催する。
 日本大使館も政治・経済界関係者を招きレセプションを開く。 
 17日に日本で開かれた記者会見でJATAの田川博己会長は交流団の観光面での目的について、減少しているバリ島への日本人観光客数を増やすことと地方の観光資源を発掘することを挙げた。日本への観光客誘致に関しては、一般消費者に求められるようなツアーの募集をしたいと話した。
 同席したユスロン・イフザ・マヘンドラ駐日大使は「地方と地方の協力もできるのではないか。友好も大事だが、もっと大事なのはその後のインパクト」と大型交流団を通じた今後の経済関係深化への期待を語った。
 昨年インドネシアを訪問した日本人観光客は48万人でインドネシア政府は100万人に増やすことを目指している。(堀之内健史)

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