レンタルオフィスのフォルティス　年３〜４拠点を新設

　地場レンタルオフィス会社のフォルティス（本社・南ジャカルタ）は、南ジャカルタ・シマトゥパン通りにあるパルマタワー内に７番目のレンタルオフィス拠点を近く開設するほか、年内に１カ所をジャカルタ中心部に新設する。今後も年間３〜４カ所のペースでの新設を目指す。
　同社は現在、ジャカルタ特別州内に５カ所、スラバヤに１カ所のレンタルオフィス拠点を持つ。
　ビジネス中心部にあるビルの一部をオーナー企業から借り受け、それを１〜９人用の少人数オフィスに分割して貸し出すほか、事務スペースを持たずに活動するビジネスマン向けの「バーチャルオフィス」サービスの提供を主な業務としている。
　現在、レンタルオフィス１５０室を保有し、バーチャルオフィスは約５００の企業が利用する。日本人スタッフ２人と日本語で対応可能なジャパンデスクを持つのが強みで、顧客の４割を日系企業が占める。
　景気減速の動きが見られるものの、「ジャカルタのビジネス中心部でのオフィス需要は引き続き堅調に推移する」（ロザリン・マヤパダＣＯＯ＝最高執行責任者）との判断から、年間３〜４拠点ペースでの新設を目指す。
　同社は、進出が期待できる日系企業の業種として、食品などの製造業、情報技術（ＩＴ）関連企業、レストラン、美容関連サービスなどをあげ、進出に伴う事務手続きなどへのコンサルタントサービスの提供を強化する考え。（西川幸男）