新歓参加の生徒死亡 中学行事から3週間後 ブカシ

 先月30日、西ジャワ州ブカシ市ポンドック・ウング・プルマイにあるフローラ中学校で、新入生歓迎行事に参加した12歳の男子生徒が死亡した。1日、男子生徒の母親が明らかにした。
 地元紙の報道によると、亡くなったのはエファン・クリストファー・シトゥモランさん。フローラ中では先月7〜9日に新入生歓迎行事を開き、エファンさんは新入生として参加。その関連行事として、9日に学校周辺を4キロ歩いた。
 母親によると同日、学校行事を終えて帰ってきたエファンさんが、足が青くはれ上がっていることを訴えた。エファンさんはその後、歩行や自力で立ち上がることが困難になったという。30日、発作と両足のけいれんを起こし、病院に搬送されたが死亡した。
 これを受けて2日、アニス文化・初等中等教育相は、男子生徒の死因や学校行事に関係しているかなど詳しく調べを進めていくことを公表。「学校側に問題があった場合には、校長解任や学校の閉鎖の可能性もある」と話している。
 インドネシアの高校や大学では新入生歓迎会やオリエンテーションの際、上級生が新入生に体罰を課すことは一般的に行われているが、集団暴行にエスカレートするケースも多発している。中学校でも同様という。(山本康行)

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