300種の展示場、一目で ラグナン動物園アプリ 英語表記で案内 雑学知識も掲載

 国内最大規模を誇る南ジャカルタのラグナン動物園はこのほど、動物の展示場や餌付けイベント、園内施設などの情報を提供するスマートフォン用無料アプリ「Bonbin Ragunan App」(ボンビン・ラグナン・アプ)を公開した。                          

 同動物園は、レバラン(断食月明け大祭)連休の入園者増に合わせ、アプリをマスコミ向けに発表した。
 GPS(全地球測位システム)と連動した地図を搭載。園の敷地面積が東京ドーム約31個分の147ヘクタールと、あまりの広さに、これまで観光客からは観賞したい動物の場所や出入り口が分からないといった不満の声が上がっていた。同アプリの登場で、約300種の中から見たい動物を見つけ、ゆっくりと楽しめそうだ。 
 地図上には動物や飲食店、休憩所、出入り口のアイコンが表示され、見たい動物の展示場所が一目で分かる。外国人にも分かるよう英語表記にしている。
 アプリ内の動物情報欄からも地図に移動可能。動物情報ページには生息地や鳴き声、写真、平均寿命に加え、名前の由来といった雑学知識も掲載している。
 入場料金やガイド料、駐車料金なども一つのページにまとめられ、これまで同園のウェブサイト上では分かりにくかった情報がアプリ上では簡単に確認できるよう工夫されている。
 同アプリは、通信大手インドサットがCSR(社会的企業責任)の一環として開催している「インドサット・ワイヤレス・イノベーション・コンテスト(IWIC)」の中から生まれた。過去のコンテスト入賞者とIWICに登録している若手プログラマーが協力し、「入園者が広大な動物園でも気軽に楽しめるように」と開発された。
 アンドロイド・スマートフォン専用だが、現在アイフォン向けアプリの開発も進められている。無料で、グーグル・プレイストアでのダウンロード数は7月1日までに2139回(インドサット発表)。6月17日には東ジャワ州のスラバヤ動物園向けアプリも発表されている。
 IWICは2006年から開催されており今年で9回目。学生やアマチュアのアプリ開発者などが参加、新しい技術を発掘し、その後の独立起業まで支援している。(中島昭浩)

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