【スナンスナン】焼き魚と生演奏の夜 アリラ・ヴィラ・スーリ

 バリ島タバナン県のアリラ・ヴィラ・スーリは白い砂岩の壁と青い海のコントラストが印象的な高級リゾートだ。普段は波の音しか聞こえない静かな所だが、毎週土曜の晩は目の前に広がる黒い砂のビーチにテーブルが並び、アコースティックの生演奏を聴きながら新鮮な魚介類を好きなだけ楽しめる「ビーチライブ・マーケット」が開かれている。

 夕方、ビーチに魚を焼くコンロがセットされた。さまざまな種類の魚、イカ、エビ、ロブスターが氷の上にずらりと置かれ、サラダバーの準備も整った。日が落ちて明かりが灯り、客がビーチに降りてきたころ、海に突き出た遠くの丘から無数のコウモリが帯状になって飛んで行くのが見えた。彼らも食事に出かけるようだ。
 「どの魚も今朝、魚市場で私が直接選んで仕入れてきたものです。お好きなものをどうぞ」とアルゼンチン人シェフのフェルナンドさんが言った。スナッパー(フエダイ類)とエビを塩焼きにしてもらい、イカとエイはバリ風の甘辛いソースを塗って焼いてもらった。
 ディナーセットには赤か白ワインのカラフェ入りサングリアが含まれている。果物の爽やかさがプラスしたワインは魚介類ととても相性がいい。
 日がすっかり落ちると真っ暗な沖にいさり火が点々と灯り、足元では火山性の黒い砂が明かりを受けてきらきらと光っていた。
 クタから北西にざっと15キロほどに位置する。「クタと同じインド洋に面したビーチでもここまで来ると雰囲気ががらりと変わります。遠くから食事だけをしに来る人たちもいますよ」とアリラのデフィーナさんは話す。食事は午後6時半から。料金は1人75万ルピア。
 アリラ・ヴィラ・スーリは全室プール付ヴィラのリゾートで、海に面した部屋と緩やかな棚田の向こうにバトゥカル山を望む部屋が全部で48ある。バリ有数の観光名所タナロット寺院まで20分、世界文化遺産のジャティルゥイの棚田へは45分で行ける。(北井香織)

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