「じっくり聞いて応えたい」 スノパティにヘアサロン 英・米でも経験 坂手遼治さん

 インドネシア人向けのヘアサロンをつくろうと、坂手遼治さん(33)がこのほど、南ジャカルタ・スノパティ通りに「ヘアラウンジ リョウジ・サカテ」を開業した。自分の店を持つのは初めてで、坂手さんは「インドネシアの人が何を求めているのかきちんと聞いた上で、日本のサービスを提供したい」と話している。   (西村百合恵、写真も)
 店はスノパティ通りの中華料理店「パオパオ」の2階。黒色と白色を基調としたシンプルな作りで、シャワー台が3台、カット台が5台。カットスペースにはバーをイメージしたというカウンターがあり、インテリアとして使っている。「ニューヨークではバーを改装して衣類を売る店を作るのがはやっていた。オシャレだなと憧れていた」という。東京・恵比寿のバーで働いた時も、「バーで出会った人とは今でもつながっている。自分の思い出だから店もバーのようにしたかった」。
 坂手さんは大阪府出身で、20歳のときに上京。ヘアサロンでアシスタントとして働き、その後ロンドンに語学留学した。学校に通いながら生活のためにヘアサロンで働き、3年後に渡米。ニューヨークで美容師として活躍した。さらに約3年働いた後、知り合いからジャカルタで店を出さないかと誘われた。
 「インドネシア人は美容にお金をかける。日本のサロンの質の高さを知って、満足してほしい」と話す。
 ロンドンでもニューヨークでも心がけたのは「お客さんが求めていることをしっかり聞き出して提供すること」。客の話をじっくり聞いてカットする。「満足してもらえたら、再来店してくれる。信頼関係みたいなものを大事にしたい」と語った。
 ヘアカットは予約制。電話(021・1920・4905)で受け付けている。営業時間は午前10時〜午後8時。日曜定休。

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