歌って踊って演じて 生活発表会で1年の成果 JJS幼稚部

 バンテン州南タンゲラン市のジャカルタ日本人学校幼稚部(JJS・TK、吉野恵理子園長)は31日、同部のホールで生活発表会を開いた。年長(ぞう・らいおん・きりん)組109人と年少(くま・りす・うさぎ)組95人計204人の園児が歌やダンス、劇などを披露。子どもの成長した姿に保護者は熱い視線や拍手を送った。

 生活発表会は年長・年少両組の園児が1年間の成長の成果を保護者に披露する場。園児たちは昨年12月から歌の練習を、今年1月からホールの舞台で劇の練習を重ねてきた。各組が力を合わせる劇。物語は担任の先生が作った。
 午前は年少組が、歌や手遊び、楽器演奏、劇を発表。劇ではりす組が「スペース桃太郎」、くま組は「てぶくろ」を披露。物語のキャラクター衣装を着て、元気いっぱいに演じた。うさぎ組の「おおかみと七匹のこやぎ」で娘の篠田柚衣さん(5)の発表を見つめていた父の正一郎さん(47)は「本番までに自宅でも振りや歌の練習をしていた。練習の成果が出てよかった」と振り返った。
 午後は年長組の園児たちが登場。ぞう組は「不思議の国のアリス」を、らいおん組が「竹取物語」、きりん組は「ピノキオ」の劇をした。また、年長園児たちは各組の演技の後に「がんばりタイム」と題し、普段から体操の時間で練習してきた縄跳びやさるわたり、一輪車、鉄棒、跳び箱などに挑戦。最後は、年長組の園児全員で「夕焼けこやけ」と「七つの子」をアンクルンで演奏し、会を締めくくった。
 発表会終了後、JJSに入園したばかりのライオン組の鶴窪真くん(6)の父の泰輔さん(36)は「先生たちがこの日のために気持ちを込めて小道具などを準備してくれた。一生懸命に発表する我が子の姿に感動した」と話した。
 吉野園長は「子どもたちは親を前にして緊張していたと思う。1年間の集大成のステージを、子どもたちがけがなく終えることができた」と笑顔を浮かべた。(山本康行、写真も)

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