代表選手14人決まる 世界剣道選手権大会

 5月に東京・日本武道館で開催される第16回世界剣道選手権に初出場するインドネシア選手団14人(各男女7人)が、このほど決まった。同行するコーチ陣も決まり、大会までの4カ月、稽古に励む。

 世界剣道選手権大会は国際剣道連盟が主催し、今年は5月29日から31日まで。3年に1度、各国持ち回りで開催する。日本武道館が会場となるのは第1回大会以来で、日本での開催は18年ぶり4回目。
 インドネシアではジャカルタ剣友会(河西勝会長)が、インドネシア人でつくるインドネシア剣道協会(マーセル・ウスマン会長)を、長年指導してきた。世界剣道選手権出場は両組織の悲願でもあり、昨年夏、出場を表明。その後、代表選考を兼ねた2回の合宿を経て合議で代表メンバーを決めた。
 河西会長は「剣道の聖地・日本武道館での世界選手権初参加は、歴史的な瞬間です。私たちも全力でサポートしていきたい」と語っている。
 競技は男子団体と個人、女子団体と個人の4種目で争う。代表選手とコーチは次の通り(敬称略)。
▼男子
 マーセル・ウスマン(ジャカルタ)、トニー・ルスマン(同)、アルウィン・ウィジャヤ(同)、パンド・トレスナラガ(同)、エルマン・アルディ(マラン)、スナリョ(同)、テグ・リアント(バンドン)
▼女子
 ネグラサリ・マーティニ(ジャカルタ)、フィフィ・アフィファ・アンディ(同)、フィディナ・メディオラ(ジョクジャカルタ)、ネニ・アリニ(ジャカルタ)、エリサ・M・ハルトノ(同)、リニンタ(同)、ジェシカ・ローラ・ジャヤ(同)
▼コーチ
 河西勝、目黒雅男、坂誠康
▼マネージャー
 南浩一郎
 (臼井研一、写真も)

■ 渡航費の寄付募る 代表メンバーの負担重く
 インドネシア剣道協会は東京・日本武道館での世界剣道選手権大会に初出場するが、もともと収入源の乏しい協会には、選手団の派遣費用の準備がなく、現状では一人一人の自己負担になる。まだ若い剣士たちにとって、航空チケットや東京での宿泊代などは、相当重い負担である。
 そこで剣友会はインドネシアチームを支えるため、会内部で寄付を募るのはもちろん、広く邦人社会の個人、団体に派遣費用の援助をお願いしている。
 問い合わせは剣友会事務局長の黒木宏治さん(携帯0811・155・5587、メールkoji.kuroki@wmi-indonesia.com)

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