ブルーバードきょう値上げ 初乗り7500ルピアに 首都圏バスも一律1500ルピア

 タクシー大手ブルーバードタクシーは15日、先月の燃料値上げに伴い運賃を引き上げる。新運賃の初乗りは7千ルピアから7500ルピアになり、2005年以来続いてきた2料金体制が終わり、同じ運賃の下で各社の競合が激化しそうだ。一方、先月末の公共バスに続き、首都圏各地を結ぶエアコン付きバスも一律1500ルピア値上げしている。

 ブルーバードは1キロごとに加算される運賃は3600ルピアから4千ルピアに、1時間ごとの待機運賃は4万3千ルピアから4万8千ルピアに引き上げる。公共交通機関の運行管理業者が加入する陸上運輸組合(オルガンダ)ジャカルタ支部が5日、決定した下限運賃にほぼ合わせたもので、エクスプレスタクシーなど他社は5日に同額を採用した。
 州が設定した初乗り運賃の上限は8500ルピア、加算運賃4600ルピア、待機運賃5万5千ルピアだが、州の上限運賃を採用するタクシー会社は現時点では出ておらず、全社が同一運賃で横並びになるとみられる。
 高級タクシー・シルバーバードの料金は、カムリ(初乗り1万2千ルピア)、ベンツ(同1万5千ルピア)、アルファード(同1万5千ルピア)ともに据え置く。ブルーバード本社によると、シルバーバードは当面値上げの予定はないという。
 公共バスは5日から値上げした。首都圏統合バス(APTB)、市内統合バス(BKTB)、エアコン付きコパジャはそれぞれ一律1500ルピア引き上げた。先月24日にはメトロミニやアンコット(乗り合いバス)運賃が一律千ルピア引き上げられており、市民の足に燃料値上げの影響が出ている。
 ブルーバードが他社と同額の新運賃を導入することで、タクシー運転手からは危機感も出ている。サリナデパート近くで待機するエクスプレスタクシー運転手ヘリーさん(45)は「(ブルーバードと同額では)客を奪われてしまう」と話した。
(山本康行)

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