3倍に拡張、340万人能力 バンドンの国際空港着工

 国営空港管理の第2アンカサプラは29日、西ジャワ州バンドンのフセイン・サストラヌガラ空港の拡張工事を開始した。1390億ルピア(約13億円)を投じ、現在建て面積5千平方メートルのターミナルビルを約3倍の1万7千平方メートルに拡張する。2015年末の完工を目指し、主要な地方空港として拡充させる。地元紙が報じた。
 現在500平方メートルの商業スペースは3千平方メートルに広げる。拡張部分には、地元に多いスンダ人の伝統様式を反映したデザインを取り入れる。
 旅客受け入れ能力は、現在の年75万人から同340万人に拡大させる。13年の利用者数は246万人と能力を大幅に上回り、便運航遅延の一因になっていた。今年はさらに308万人に上る見込み。
 ダフラン・イスカン国営企業相は起工式で「国際的に見れば、国内空港のなかには設備面で恥ずべき状態のものもあるが、すでに(改善に向けて)動き出した」とあいさつした。シャムスディン・ヌール空港(南カリマンタン州バンジャルマシン)とアフマッド・ヤニ空港(中部ジャワ州スマラン)でも10月中にターミナルの拡張工事が始まる。
 リドワン・カミル市長は「(工事が予定通り完了すれば)来年に誕生205周年を迎えるバンドン市にとって特別な贈り物になる」と着工を歓迎。第2アンカサプラのトリ・スノコ社長は「空港をバンドンの象徴にしたい。(拡張で)旅客サービスの向上も目指す」と意気込む。
 同空港はガルーダ航空のほか、ライオンエアやエアアジアなど格安航空(LCC)が運航し、国内各都市や東南アジアの主要都市と結んでいる。

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