日系高齢者住宅を開設 ロングライフ イで初の本格的サービス

 関西を中心に介護サービス事業を展開するロングライフホールディングス(本社・大阪市、遠藤正一社長)は25日、西ジャワ州ブカシ県チカランのコタ・ジャバベカ内で、介護付き高齢者住宅「シニア・リビング・ダ・カヤンガ」の開設式を実施した。
 開設式には同社の遠藤社長、観光創造経済省のマリ・パンゲストゥ観光創造相らが出席した。
 シニア・リビング・ダ・カヤンガは約8万6千平方メートルの敷地内に40室のアパートメントタイプが1棟、戸建てのヴィラタイプ7棟が完工済み。2017年までにアパートメントタイプは7棟、ヴィラタイプは102棟まで増築予定だ。
 室内には日本製の介護ベットを設置するなど、快適な居住空間を実現。経済連携協定(EPA)に基づいて日本の福祉施設などで勤務した経験のあるインドネシア人の介護士を4人採用している。
 遠藤社長は「日本のサービスをインドネシアに導入できると信じている。中国でも日本と同等のサービス定着には時間がかかったが、入居者は順次増えていくはずだ」と話した。
 現在はインドネシア人4人、オーストラリア人1人の5人が入居している。入居者はインドネシアの富裕層を想定しているが、日本をはじめとした海外からの入居者にも狙いを定める。
 マリ観光創造経済相は「高水準のサービス提供を通じ、将来的に海外から高齢者を呼び寄せる第一歩になれば」と語った。
 開設式では介護事業などの情報交換制度やネットワーク構築を目的とした「インドネシア・シニアリビング協会(ASLI)」の発足式も実施。介護事業など高齢者サービス事業を手掛ける8団体が加盟した。

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