河内音頭で友好の輪 大阪の高校生スラバヤ訪問 姉妹都市30周年

 大阪府と東ジャワ州の姉妹都市関係30周年を記念し、10〜14日の5日間、寝屋川高校(寝屋川市)の生徒9人や教員、府庁関係者らが同州スラバヤを訪問した。地元の高校生や大学生らと踊りを踊ったり、オランダ植民地時代の建物が残る旧市街などを見学したりして交流を深めた。

 今年2月、スラバヤを訪れた松井一郎府知事とスカルウォ東ジャワ州知事が経済交流に関する共同宣言に署名、同府内企業11社が商談会に参加するなど、経済面で交流を図ってきた。さらに教育文化面でも交流を図ろうと今回の友好交流事業の実施に至った。
 大阪府国際課によると、府内の全府立高校に事業参加を募り、寝屋川高校が選ばれた。同校の生徒らは、東ジャワ州政府と在スラバヤ総領事館でインドネシアが世界で最もムスリムの人口が多い国であることや、大阪との姉妹都市関係などについて説明を受けた。
 訪問したのは州内のアイルランガ大学、スラバヤ国立大学、スラバヤ第10高校、シドアルジョ第1高校。日本語を学ぶインドネシア人学生を中心に、日本語や英語を使いながら会話を楽しんだ。
 寝屋川高校の生徒は浴衣を着用し、大阪の河内音頭を披露した。生徒らが見本を見せると、インドネシア人生徒も加わり、最後は全員が輪になって河内音頭を踊った。ほかにも、インドネシア人学生の案内で、古い建物の残る旧市街地やモスクなどを見学し、日イの生徒・学生が互いに見聞を広めた。日本人学生はインドネシ側の温かい歓迎に感嘆したという。
 大阪府庁の中村昌也国際課長によると、来年以降も大阪府と東ジャワ州の高校生の相互訪問を予定している。(月岡亜梨沙)

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