バンドン発のアイドル活躍中 日本デビュー目指す「ファンと一緒に」 ルミナ・スカーレット (2014年07月08日)

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 西ジャワ州バンドンを拠点にする女性5人組アイドルが話題となっている。グループ名は「ルミナ・スカーレット」。5月の縁日祭ステージでは、日本の人気グループ「モーニング娘。」の「LOVEマシーン」を披露するなど注目を集めた。今後は「夢の日本デビューを目指す」と意気込む。

 「私たちはインドネシアの誰よりも日本のアイドルオタク。(日本アイドルの)立ち振る舞いやファンを大切にする気持ちを尊敬する」―。
 ルミナ・スカーレットはそんな合言葉を胸に2012年1月、日本のアニメ、ファッション、コスプレが好きな女の子たちが集まり結成された。
 現在のメンバーはリーダーのティアさん(21)、サブリーダーのリスカさん(21)、リッタさん(21)、ハニファさん(18)、研修生のディナルティさん(16)の計5人。
 日本でも有名なアイドルグループ「ももいろクローバーZ」や「AKB48」の曲とダンスをカバーし、バンドン近郊にある大学の日本文化祭や昨年9月のジャカルタジャパン祭りなどでステージを重ねてきた。ブロックMで開かれた縁日祭ではキレのあるダンスで観衆を魅了した。
 しかし、ここまでの道のりは平坦ではなかった。結成時はグループの方向性や曲の選び方などで意見が衝突することもあった。
 さらに、メンバーの4人が大学生、1人が高校生と多忙な学生生活を送るため、練習の日程を調整するのも一苦労だった。
 そんな中、2年前に迎えた初イベント。リーダー、ティアさんの記憶は鮮明だ。歌い上げた後のファンの歓声に感極まり、満足感をかみしめながら「このグループでアイドルを目指したいと決心した」と振り返る。
 日本文化祭のステージを見たイベント関係者の目に留まり各地の日本関連イベントへの出演依頼が増えていった。熱心に応援してくれるファンも増加し、今ではファンクラブに300人以上の会員がいる人気ぶりだ。
 ジャカルタへ行く際は、バスをチャーターしファンと一緒に遠征する。メンバーの交通費や衣装費も、ファン有志が会費を集め工面して支えている。「ファンがいて私たちがいる。熱心な応援に頭が下がる」とリスカさんは笑顔で話す。
 最近は、将来の日本デビューを見据え、バンドン市内の日本語学校に通い始めた。「(支援が充実した)事務所に所属しない私たちが日本へ行くには日々の努力が欠かせない。バンドンから日本デビューを狙いたい」とリッタさんは目を輝かせる。

■ 落選の悔しさバネに
 ルミナ・スカーレットのメンバーは「AKB48」の海外初の公式姉妹グループ「JKT48」のオーディションに参加し落選した経験を持つ。最終オーディションまで勝ち残ったメンバーもいるほどだ。
 落選したリッタさんは「とても悔しかった。JKT48に入りたかった。でも、落ちたから今のメンバーと出会えた」と微笑む。
 今年4月に西ジャワ州チカランであった「さくら祭り」ではJKT48と同じステージに立った。JKT48の前にステージを終えたが、憧れの存在のパフォーマンスを目にし、ハニファさんは「同じ場所にいるだけでうれしかった。彼女たちから刺激を受けた」と今後の自分たちの活動に胸を膨らませる。
 ルミナ・スカーレットを支えるマネージャーのリンガさん(24)は「このグループをJKT48を超える存在にしていきたい。支援は惜しまない」と愛着を語った。(小塩航大)

縁日祭でダンスを披露するルミナ・スカーレットのメンバー
縁日祭でダンスを披露するルミナ・スカーレットのメンバー

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