227人が期待を胸に 「新しいことに挑戦を」 JJS入学式

 ジャカルタ日本人学校(JJS)は12日、小・中学部の入学式を行った。小学部137人、中学部90人の計227人が入学し、全校児童・生徒数は前年同期比127人増の1073人。日本企業の進出や事業拡大が続く中、在留邦人数も増加しており、最多を記録したアジア通貨危機直前の1193人(1997年4月時点)まで120人に迫った。 

 JJSの新入生は新生活に胸を膨らませ登校。保護者とともに新しい学び舎の門をくぐり、入学式の看板の前で記念撮影した。
 小学部の新入生は緊張した表情で入場し、中学部の新入生は、堂々とした表情で続いた。体育館は暖かい拍手で包まれた。
 JJSの岩本謙一郎校長は式辞で、小学部1年生に「二つお願いがあります。一つ目は友達と仲良くしてください。二つ目は元気に学校生活を過ごしてください」と激励。中学部1年生には、「目標を見つけ新しいことに挑戦し、やり遂げる力を中学校生活で身に付けてください」と話した。
 在校生からは新入生に歓迎の言葉が送られた。小学部6年生の上保周平さんは「JJSに通うと楽しいことがたくさんあります。何か分からないことがあれば何でも聞いてください」、中学部3年生の鴨川万凛さんは「中学部には小学部では経験できないことがたくさんあります。JJSのスローガン『責任ある自由』の通り、自分の生活の行動に責任を持って行動してください」と呼び掛けた。
 小学部に入学したくまがいひろゆきさんは「緊張したけど、友だちと一緒だったから楽しかった」と感想を語り、中学部に入学した沖原有佑さんは「小学部の後輩たちの手本となる中学生を目指す。責任を持って行動したい。スポーツはサッカーをやっているので大会で優勝したい」と話した。
 式後、新入生は教室に移動し、担任の先生からの自己紹介や学校生活について説明を受けた。小学部1年生の教室では先生が「これから一緒に楽しい学校生活を送りましょう」と呼び掛けると、新入学生は「はい」と元気な声で応えた。
 式では、在インドネシア日本大使館の島田順二公使、JJSの白川光男PTA会長が祝辞、学校維持会理事長代理の山本尚行運営委員長が告辞を贈った。(小塩航大、田村隼哉、写真も)

日イ関係 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly